福祉車両イベント情報  
今年で30回を迎える国際福祉機器展  一歩一歩着実な進歩を遂げる  福祉車両業界の「今」をリポートしよう
TEXT:諸星陽一 PHOTO:犬塚直樹
 昭和49年に第1回が開催された国際福祉機器展(第1回開催時の名称は社会福祉施設の近代化機器展)も今年で30回目の開催となった。第1回の開催時(東京・大手町の都立産業会館)は64社が出展、来場者数は1万人を切る9641人でしかなかったが、出展社、来場者ともにゆるやかなカーブで上昇を続け、第19回(平成4年)には出展社数が200社を突破、第20回(平成5年)では来場者が5万人を突破。第22回(平成7年)には10万人突破となる一大イベントへと成長した。
 第30回という節目の年になった今年は13万8010人の来場者を迎え、記録を更新。出展社も630社と大規模になった。
 毎年、趣向を凝らした出展を行なう大企業はもとより、中小の企業も各社の得意分野を生かしたさまざまな形態の出展がされていた。
 福祉機器展ということで、もちろんバリアフリー対策などはしっかりとされているが、今年の会場を歩いてとくに感じたのが、ますます参加型へと移行しているということ。実際に見るだけではなく、触って使うことによってその機器のよさを感じてもらおうという意気込みが、ひしひしと伝わってきた。
 来場者も出展社の意図をくみ、見てまわるだけではなく、興味のある機器については積極的に触っていく。自分の使いやすいものを探し出したり、意見を述べたりと、単なる展示会というよりは、非常に貴重な意見交換の場となり、出展社、来場者ともに有意義な時間を過ごしていた。すでに来年の開催予定も10月13日(水)〜15日(金)で、今年と同じ東京ビックサイト東ホールと決まっている。
東京ビックサイト東ホール
 価格設定が魅力の オリジナル福祉車両 【マルチタイプ福祉車両】
 積極的にオリジナル福祉車両をリリースしているJトレーシーでは、300万円を切る価格設定がされた車いす送迎車を展示した。リヤにリフトを装着するタイプで、車いす2脚+8名、車いす1脚+9名の2つのシートレイアウトが選べる。
 ← オプションの着脱式3列シーを選べば、1+9名と2+8名の2つのレイアウトが1台でこなせる。